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全 17 回
一般の方へ
この動画に興味を持たれた方の殆どは「なかなか腰痛が治らない」「腰椎サポーターが手放せない」「病院の検査では何も異常がないと言われた」「医師から運動を勧められたが何をしていいか分からない」というような経験がある方ではないでしょうか? 実際、腰痛の大半は、はっきりとした原因がわからない「非特異的腰痛」であることは明らかになっています。そのような患者さんに、医師として、どのような運動を勧めるべきかを模索してい た約15年前に、初めて『ピラティス』に出会いました。欧米では既に「ピラティス」が、手術前の患者さんのリハビリはもちろんのこと、トップアスリートの怪我予防にまで、既に何十年も前から広く取り入れられています。
「腰痛のために何か運動をしたい」と思われる方は、是非この動画をご覧になりながら、身体を動かしてみることをお勧めします。「痛い時は無理をせず、じっと安静に」というアドバイスは、 慢性腰痛には当てはまりません。しかし、痛い思いをしながら運動することも逆効果です。 この動画では、「痛みのでないポジション=ペインフリーポジション」を選び、ご自身のペースで、 段階的に無理なく行える色々な方法を紹介しています。 最初はウォーミングアップだけでも十分です。まずは、ご自身の身体のどの部分が、自分の思うように動かせて、どの部分が動きにくいか?を知ることが、慢性腰痛を制する第一歩です!
<セラピストの方へ>
近年、「ピラティス」が徐々に日本でも認知度をあげてきたことは、インストラクターとして、本当に嬉しく思っています。実際いろんな目的を持った人が、いろんなスタイルのピラティスを行っていますが、それが個々の目的にあっていれば、とても良いことだと思います。そのような 色々なピラティスが存在する中で、私がご紹介するピラティスは、リハビリや患者教育の要素が濃い、医療行為としてのピラティスと理解していただけると有り難いです。
この動画では、スタートポジションから動きの細部に至って、かなり細かい解剖学的な説明、動きの順番や方向、動きを促すイメージなどについて触れています。それはピラティス が「非常に質の高い」「脳トレ」である所以であり、最終的には、患者さんが自分で理想的な動きを習得、 再現できることをゴールとしているからです。
慢性腰痛に対する、リハビリとしてのエクササイズに求められる要素は、1腰椎ー骨盤帯を安定させ、股関節の動きと分離させること、2胸椎と股関節の可動性を改善し、腰椎への負担を軽減 すること、に集約されます。これらのエクササイズを正しく効果的に伝えるために、まずは呼吸、 骨盤の配置、胸郭の配置、肩甲骨の動きと安定、頭部の配置についての理解が不可欠ですので、 そちらの動画も併せてご覧になっていただきますようお願いいたします。
エクササイズは、必ずペインフリーポジションで、患者さんの身体の状態に合わせた環境を用意してください。最初は、スタートポジションを取るだけでも一苦労される人も多いです。エクササ イズは、最初はウォーミングアップのみでも十分です。慣れてきたら少しずつ数を増やしていきましょう。また、同じポジションをキープすることで、違和感や痛みが出やすい方に対しては、いろんなポジションでのエクササイズを提供してください。なるべく情報がたくさん得られるポジ ションを選ぶことは、固有感覚受容器を刺激する上で、とても大切です。どういう目的で、この「エクササイズを行っているのか?を説明しやほうが、患者さんのモチベーションが上がる場合が多 いので、是非わかりやすい言葉で説明してあげてください。
身体の動きや、コントロールする能力は人によって全然違います。動画と説明はあくまでも参考です。本当の教科書は、患者さん自身です。大切なことは、患者さんが全部教えてくれます。是非、 ご自身のその人にあったピラティスをオーダーメイドしてあげて下さい。
➖飯田温美
1992年滋賀医科大学卒業、同大学付属病院麻酔科入局。入局後、早期からペ インクリ ニック分野での研修の機会に恵まれる。当時最先端の医療機関において 各種の疼痛治療 に難渋する症例を経験し、手術や神経ブロック、内服薬のみによる治療の限界を目の当た りにする。一般的な治療と並行し、患者個別の専門的なリハビリを医療機関で継続指導す る必要性を感じ、2007年 STOTT PILATES インストラクター資格取得。その後、医療機 関での個別のリハビリやバレエ教室で障害予防のためのピラティスの指導にあたる。 2015年より大阪のピラティススタジオにてイベント講師、メディカルアドバイザーを担 当。 2019年11月より地域のスポーツクラブの契約インストラクターとして、ピラティス のグループクラスを受け持つ。現在、週4日の病院勤務と週に3〜4コマのピラティス指導を担当しながら、「Dorys Pilates Private Studio」を2020年4月にオープン。
1992年 滋賀医科大学卒業、麻酔科入局
1995年 公立甲賀病院麻酔科、ペインクリニック科
1997年 滋賀医科大学附属病院麻酔科、ペインクリニック科 研究生
2009年 近江草津徳洲会病院ペインクリニック科(兼任)
2016年 滋賀医科大学附属病院麻酔科助手
2018年 琵琶湖大橋病院麻酔科、訪問診療科部長
2015年より 「Studio Inner works」にてイベント講師、メディカルアドバイザー
2019年11月より 「Community Park Otsukyo」にてピラティス担当
2020年4月より「Dorys Pilates Private Studio」をオープン
<資格>
日本麻酔学会認定医
2007年 STOTT PILATESー IMP.IR.ICCB、ISP
2019年 STOTT PILATESーRM ( Rehabilitation Program Matwork )
2019年 Progressing Ballet Technique 認定