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全体的な評価と治療
1月15日 21時0分~
皆様は膝関節疾患の患者様にどのようなリハビリテーションを提供していますか?
どの疾患もそうですが特に膝関節疾患の患者様を診るときに大切にしていることがあります。
それは『局所』と『全体』と言う視点です。
MCLを起因とする膝内側部痛を呈したと仮定しましょう。
局所的に関してはMCLの可動性をアップしたり、隣接する内側膝蓋支帯、内側半月板や膝蓋化脂肪体の操作にて疼痛が一時的に改善します。
しかし次回の外来でまた疼痛が再燃していることをよく経験するのではないでしょうか?
私も若かった時にその評価と治療を繰り返し行っていました。
膝関節を診るうえで絶対考えなくてならないのが『なぜそその組織が痛くなったのか?』を考えるために『全体』の評価が必要です。
またそれは根本的な評価・治療となることをよく経験します。
私は膝関節疾患を診る時に重要としているのは『股関節機能』と『胸椎』です。
上記の可動性、機能の改善に伴い、変形性膝関節のグレード3の方でも膝関節外病変に対応することで疼痛軽減させることができるようになり、患者様から熱い信頼を得ています。
私はこれまで、「人工関節センター(膝・股)」を立ち上げている専門病院で、「変形性膝関節やTKA」の患者さんをたくさん担当してきました。
運動器認定理学療法士は膝関節疾患に対してどのような治療展開をしているのでしょうか?
ぜひ参加してみてください。きっと明日から患者様を診る目が変わりますよ!!
(内容)
1、膝関節とは
2、全身から考える膝関節joint by joint theoryとは?
3、膝関節のバイオメカニクス
4、膝関節疾患における評価方法
(圧痛ポイントや膝関節アライメント評価・徒手検査・エコー画像など)
5、胸椎と股関節の関与とは?
6、全身的な評価と治療(一部紹介)
7、エクササイズ紹介(膝関節のメカニカルストレス軽減を目指す)