来歴
普段の活動
現在は訪問リハやクリニック、病院など臨床業務と併行し、医療と地域、福祉をつなげる活動をNPO法人会員と共に行っています。「みんなちがってみんないい。誰も取り残さない包含社会が創りたい」をコンセプトにリハビリテーション精神を大切に活動中です。また双子出産後、学んできたコーチングを生活だけでなく還元できたらと、コーチングセミナー、パーソナルコーチングも開始しました。
この業界の問題・課題点
10数年前、自身が育児の壁にぶつかった時にコーチングに出会いました。これまでリハMAP他多くのセラピストと話してきましたが、対象者への学びは突き詰めるものの、自身のセルフマネジメントが後回しになってしまっていると感じています。対人支援者として「まずは自分を大切に、そして相手を大切にする」好循環が作れるといいのではないかと考えています。今後、オンライン師匠を通してそのようなセルフマネジメント、キャリアデザインプログラムも充実させていけたらと思います。
今の仕事を選んだきっかけ
中高は陸上部だった私。高校時代の親友が全国大会に行くような優秀な選手で、ある時顧問に呼ばれて、親友と共に遠征にトレーナー役で回ってほしいと頼まれました。そこで、一緒にストレッチやコンディショニングを行うことの楽しさを感じ、当時はスポーツトレーナーになりたくて理学療法士を目指しました。
そこからなぜ、専門分野を学び始めたか
入学当初はスポーツトレーナーになりたかったのですが、実習先であった日赤病院の雰囲気に感銘を受け、この病院で働きたいと熱望し就職しました。一時期は神経系専門理学療法士として学び、研究もしましたが、総合病院という立場からも様々な対象者と関わる中で、やはりジェネラリストとして今ある形の横軸を繋いでいきたいと考えるようになりました。
その道を選んで苦労したこと、逆に楽しかったこと、感動したこと
長年病院の中で働いてきたので、そこから出てはたしてちゃんと生活が出来るのか、自分が思い描くような活動が出来るのか。正直とても不安はありました。NPO設立にあたりクラウドファンディングで「包含社会が創りたい」をテーマに設立記念企画を行うと、100名以上の支援者と参加者に集まっていただき本当に感動でした。リハビリテーション精神はリハ職だけのものではなく、社会の共通言語などだと感じました。
この業界の役割・使命、また今後の計画は
医療と地域、福祉を繋ぐ役割、必要な人に必要な情報サービスが届くような地域のプラットフォームを作りたいと思っています。現在、社会に起きている現象や課題に対して、何が必要で私たちに何が出来るのか?会員とチームとなり、ゼロイチで考える視点で活動しています。
ターニングポイントと感じる出来事
病院の中に居たときは、医師の指示の元に働くということが当たり前でしたが、外に飛び出しNPO法人として活動する中で、同じ理学療法士としての立場でも社会での活動の広がりを感じています。自分が作った見えない枠の中で思考し、行動してきたことを実感しました。
望む業界の未来
社会に起こっている課題を専門職視点で解決できるように。目の前の対象者の疼痛、苦しみを改善するのと同時に、環境や制度も含めて障がいがあっても生きていて良かったと思える社会に向けて貢献できる業界になれたらと思っています。
仕事以外の時間の過ごし方
人と話すのが好きなので友人とランチをしたり、娘たちとおススメのカフェに行ったりしています。あと、本から気付きやきっかけをもらうことも多いので、空き時間は本を読んだりもしています。
人をみるとは
心と身体は表裏一体、心も内側と外側のコミュニケーションで繋がっています。専門性を活かしてトータルに人をみれる人になりたいです。
セミナー一覧