来歴
普段の活動
大学や大学院で教鞭をとりつつ、動作分析の勉協会や脊損研究会などの活動をしています。
この業界の問題・課題点
危険な思想とも言われますが、保険点数に関して、皆平等で、ガンバっている人もそうでない人も一律なことです。優秀で勤勉で自己投資しても、してない人も同じ点数です。このままでは、全体的技術や知識の低下が窺われます。同様に、患者さんがセラピストを選べないことです。
今の仕事を選んだきっかけ
非常に単純に兄がPTをやっていたからと、経済的に苦しく当時学費がタダだったので選びました。人のためになってお金を貰えるのはいい商売と思っていました。
そこからなぜ、より学びを深めたいと感じたのか
作業療法が面白くなったのは、就職して3〜5年経ってから、多くの諸先輩方からの教えにより、患者さんたちがよくなっていくのを実感できて、もっともっとと言うようになりました。
その道を選んで苦労したこと、逆に楽しかったこと、感動したこと
時間的にも経済的にも苦しかったことは苦しかったのですが、若さと仲間がいたことでしょうか。患者さんたちが良くなっていくことが、喜びとなっているし感動も与えていただきました。もちろん、うまくいかなかったときの方が、勉強する原動力になっていたような気がします。
この業界の役割・使命、また今後の計画は
卒前教育をもっと臨床的にと思っており、教科書を改善することを役割と思い臨床を離れました。今、EBM全盛の時代ですが、臨床知としての技術や知識が軽んじられないようできればと思っています。研究をやってく中で、対象の制約の基準が厳しく、これでは重度障害で問題が多い人ほどEBMから外れていくので、対応ができないセラピストが増えていくのではないかと懸念しています。卒後教育の充実が重要と思っています。
ターニングポイントと感じる出来事
わかったと言うような瞬間的なことはなくて、講義や治療デモをやっていく中でプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、なんとかしぶとくやっていたら色々できるようになっていました。継続と時間は重要です。
望む業界の未来
可能ならば、患者さんの改善を支援することで、同時的にセラピストも経済的にも担保されることです。
仕事以外の時間の過ごし方
以前はバイクや乗馬などでしたが、今はほぼ無趣味でTVゲームやVRなどは面白いと思っています。あと、機械いじりとか好きです。
人をみるとは
狭義で言う動作分析は癖になっています。街で電車で色々な人の分析をついやっています。ミルとはある意味人に興味があって、どうやって・何故このように動いているのか気になることかな。