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3月22日 21時0分~
1 頚椎症の疫学・ガイドライン
2 頚椎症の種類って?
頚椎症性脊髄症と頚椎症性神経根症について
3 どこからが脊柱管?どこからが神経根?
4 頚椎症性脊髄症の病態理解と鑑別テスト
5 頸椎症性神経根の病態理解と整形外科的テストって何がある?
6 症例紹介
徒手での運動療法紹介
臨床での実際の評価映像と治療映像公開
7 頚部に対する体軸トレーニングの紹介(自主トレを含む)
皆様は肩疾患のリハビリテーションに関わる中で、肩関節以外に上肢にしびれや疼痛などの症状を訴える患者様を経験された方は多くいるのではないでしょうか?
その時に、頚椎症由来なのか?胸郭出口症候群由来なのか?末梢神経障害由来なのか?を
しっかり鑑別をされていますか?
私は上記の鑑別評価を行うことが治療選択の前に大切だと考えています。
前回は胸郭出口症候群の3つの絞扼部位の病態解釈と理学療法展開を紹介させていただきました。
今回はさらに上位である頚椎症について講義をさせて頂きます。
頚椎症には頚椎症性脊髄症と頚椎症性神経根症の二つがあり病態が大きく異なります。
前者は、頸椎の椎間板、椎間関節などに生じた加齢変性が原因で、椎間板膨隆・潰れ、靭帯の肥厚、骨棘の形成が起こった状態。
大きくなった骨棘が脊柱管の中に飛び出して脊髄を直接圧迫したり、靭帯が厚くなることで脊柱管が狭くなり、中を通る脊髄を圧迫することが原因です。
脊髄が圧迫される状態になっていると、腰の痛みや歩行障害など下半身にも症状があらわれます。
便秘や排尿障害などがあらわれることもあります。
後者は、椎間板の変性や骨棘の形成によって、椎間孔が狭くなり、神経根を圧迫することが原因です。
症状は上肢に特異的にしびれや疼痛を訴えますが、下肢に症状が出現することはありません。
ふたつの病態を解剖的や文献的に理解することが必要不可欠となります。
理学療法では、治療することが困難な病態も存在するのが現実ですが、私は臨床で頚椎症性神経根症の患者様をしっかり鑑別評価することで多くの症例が良くなることを経験しています。
そこで今回のセミナーでは頚椎症性神経根を中心にセキュリティーテストを行ったのちに実際の臨床場面での頸椎椎間関節の治療の紹介や頚部周囲の筋群の治療を紹介したいと思います。
時間があれば軸の形成もお伝えできればと考えています。
私はこれまで、「脊椎センター」「肩・肘スポーツセンター」を立ち上げている専門病院で、「肩や頸部疾患」の患者様を沢山担当させて頂きました。
肩・頸部疾患の患者様全体を通して私が行っている治療の一部をリモートで紹介しますので明日の臨床から使える内容となっています。
運動器認定理学療法士は頚椎症の患者様に対してどのような治療展開をしているのでしょうか?
ぜひ参加してみてください。きっと明日から患者様を診る目が変わりますよ!!